看護師として働く中で、スキルアップやキャリアアップ、周囲との看護観の違いのために転職を考えることもあるかもしれません。
しかし、看護師の職場では12月から1月の時期は、病院が休みに入る前にと駆け込む人や、風邪やインフルエンザにかかる人が増えて繁忙期となります。
新人に対してゆっくりと指導する余裕がなかったり、職場の雰囲気が慌ただしく馴染みづらいことが予想されます。
そのため、入職するならこの時期は避けておいた方が良いと言われています。反対に入職にベストな時期は、年度末退職者やボーナス支給後の退職者の補充をする4月、7月、10月です。
この3つの月は他の月に比べて採用枠が多く、転職を成功させやすくなります。
これらの月の2か月から3ヶ月前に転職活動をスタートさせると良いでしょう。
1月から3月は、12月のボーナス支給後の退職者や3月の年度末退職者の補充、看護学生の就職時期で、4月の採用に向け1年で最も求人が多くなります。
4月から6月は慢性的に人材が不足している病院や、6月のボーナス支給後の退職者が出る病院で、7月の採用に向けて求人が多くなります。
7月から9月は年末年始のための人員確保や人事異動などもあり、10月の採用に向けて求人が増えます。
10月から12月は繁忙期と重なってしまうので、転職活動を行うには適していません。
どうしても転職したいというのであれば、12月のボーナス支給まで待って退職し、翌年の2月から3月ごろからスタートさせることです。
すぐに転職したい人もいるかもしれませんが、今後を考えれば転職にベストな時期を狙ったほうが良いでしょう。